ちょっと前なんだが、いきなりエンジンかからなくなったバイクが訪れた。
見てみると点火不良なので、フライホイールを外してみる。
ちなみに部品は廃番で新品は入手不可。
よく見てみたらピンク?の線がハンダ横で断線気味!!
配線を延長して、繋げ直したら直りました👍
ヤマハの誇る人気車種SRも今年が最期になりそう。
総理、官僚と協議を重ねた結果だろうか?
世知辛い世の中ですが、このSRの燃料はレギュラーではいけません。
ノッキングの衝撃波は鍛造ピストンを破壊した模様なのです。
SRのインテークバルブ下側って混合気が剥離しやすい
チューンドはやっぱりハイオク指定でお願いします!
ワタシの青春時代?には、今ほどのパフォーマンスではないにしろ、とても面白いバイクが多くあり業界にも活気があった。
各社の2STレプリカはそんな時代の最たるもので、なんと毎年のようにモデルチェンジ。
ヤマハ的にはTZR250でV型エンジンの3XVシリーズはサーキットでも圧倒的に速かった。
そんなTZRやNSRを快調に乗ろうとすると、絶対に避けられないのが2気筒間にあるクランクシャフトのセンターシール交換である。
なんせ1990年ごろの生産車なので、そろそろ30年!経過して密閉性が保てるワケもなく(^^;)
10年位前から「凄くキレイな2stレプリカを高額で買ったけど、すぐに焼き付いた」なんて話を何件か聞いた覚えがある😢
しかし、3XVのセンターシールやノーマルクランクアッシーはすでに廃盤。
調べると左右ベアリングは同一でセンターベアリングとセンターシールの部番が違うSP車両用のクランクシャフトなら10万円ほどで出るのだ。
当社の3XVユーザーに聞き取り調査をしてみると、そのまま組めるなんて人もいたりして・・・?
良くわからないので、当社で250SP選手権を戦っていた伝説の石K君にクランクシャフトを持ってきてもらった。
オーナーの許可も頂けたので、30thアニバーサリーSRの全貌をアップ
っても、バルブは磨いてあってもほとんど見た目ノーマルか( ´艸`)
でも、初期型風オリジナルカラーリングのブラックは風景が映り込むほどの出来栄え
(秘かにオーナーも映り込んじゃってる!?)
そしてクルージンオリジナルのWシートはオーストリッチ調で白パイピング仕様!
実はワタシには特殊な能力があり(^^;、フォースの力を使う事で様々な現象を引き起こす( ´∀` )
今回はせっかく30thアニバーサリーSRを製作するという事なので、しっかりと念を込めてバルブやポートを磨き摺り合わせを行った。
最近はやりの言霊ではないが、能力者が力を使うとSRでも200km/h近くまで出るようになるのである...( = =)
それにしても木曜に車検を取得したのだが、この写真が水曜昼頃。。。
もう少し余裕をもった仕事をしたいもんですわ。
このシフトシャフトのリターンスプリングが(ZRXより)割れやすいというのか?
昔、東京から浜松に向かってた大学生がZRX400で箱根走行中にこのスプリングが割れてシフトペダルがプラプラになって御来店?
確かお盆休みだったのだが、SR用のスプリングを代用して修理に成功したので、大学生は無事帰省することができたと思う。
ところが翌日からH社社員というその父親から電話攻撃があった。
どうやら「クラブ・シングルス」という怪しげな領収書をもった息子が2万円ほどの余分な出費をしたことが気に入らなかったみたいなのだ。
走行不能になってウチに来たのに、そんなとこは壊れるワケないからオレが壊したんじゃ、みたいな事まで言われて、踏んだり蹴ったり。
多分、カワサキを甘く見過ぎてる??よね。。。
おおっ。
何故いきなりCBR1000RRSP!!があるのか?というと
今日は年に一度の整備主任者技術講習なのである。
年々進歩する新技術に我々整備士の知識が対応できるように義務づけられているのだ。
おおおっ。
あんなところがああなって
おおおおっ。
こんなになって大丈夫なんか。。。
12日は木曜日でクルージンは定休日なのだが、H29整備主任者技術研修(必修!)だった。
研修の目的は年々進化する新技術に対応する為だ。
昔はキャブだったし、バイクは鉄でできていた!?のだが・・・
それが今やVVT(バリアブル・バルブ・タイミング)とかR1に続いてDLC(ダイアモンドライクカーボン)コーティングのフィンガーフォロワーロッカーアームが採用されてたりで(汗)
もはやIMU(イナーシャルセンサ)とかチタンバルブは当たり前なのだ。
そんな教材の一部に何故か値段が入っていた!
R1000のエキパイは触媒の前後に排気バルブが装備され、94800円?
そしてサブタンクのついたSHOWA BFF(バランスフリーフロントフォーク)は何と、195000円/1本なのだろうか?
とっても勉強になりました。。。
チェーンが外れたんでとりあえづ直してもらいたいと言われ、見てみると・・・
428のOリング無しチェーンの強度レンジは125cc以下なんだが。
おそらく予算的な問題だと思うけど、駆動系はちゃんとしないと危ないよね。。。
昔からスリックタイヤとはオンロード競技用のタイヤであり、溝がない事で接地面積が最大限とれてハイグリップである。
と認識していたのだが、ウィキぺディアの解説的にはガムテープ状態となってグリップするとなっている!
ワタシの認識が間違っているのか!? この記述にはちょっと驚いた。
サエキ的には、接地面積とともに溝が無い事によってタイヤ表面の剛性が高くなって、接地感が良かったりグリップが高いと認識していたのだが。。。
ちなみにこの状態もスリックライクなんですが、グリップが良いと勘違いしちゃダメすよ。(汗)H氏!!@BT45
このたびの台風18号による被災者の皆様には心からお見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復旧がなされますようお祈り申上げます 。
さて先週の大雨で120台の駐輪場が冠水した会社があり、水没したJOGの修理を行った。
エアボックスは水で満タン、エンジンオイルも乳化して満タンになっていたが4stアルミシリンダーのJOGなので、大丈夫だろう!と思っていた。。。
しかしピストンリング、カムシャフト&ロッカーアームのスリッパー面など既に深いサビが発生していて想像よりも大変な状態だった。
カムのベアリングやローラーロッカーのベアリングもゴロツキ感が酷い。
放置気味のスポーツ車でもエンジンオイルが結露によって乳化しているのを良く見かけるが、同様にエンジンに対して悪影響だろうな〜と思う。
ツクバ近くのアピタがTVに出たりしてたので・・・被災地は大変なことだらけと思いますが、水没車輌の修理はお早目に!