我が家ではここ数年母の日のころ、親を連れてどこかに泊まりにいくのを恒例にしている。
今年は4月に新しい大浴場スパリウムニシキを新造したというアカオリゾート公国に行ってきた。
リーズナブルな価格設定で朝食はバイキングだったが、夕食は生演奏付きのディナーでなかなか。ここはひそかにブラタモリ熱海の舞台にもなったメインダイニングなのだ。
とは言っても、サエキ的注目は4月にオープンした15階の180°水平線まで見えるオーシャンビューの風呂!!である。
熱海、伊東に来ると海岸線の突き出たところに、これでもか!って感じでちょいちょいホテルやら何やら建ってて、あそこに部屋作ったり風呂作ればサイコーだろーが。。。的道楽建造物精神が垣間見える。
ここはその最たるもの、だってスパリウムニシキのニシキはかの錦ヶ浦のニシキなのだ。
ホテル従業員にコッソリ聞いたところ、錦ヶ浦に飛び込んだ○○が流れ着く場所がディナーをいただいたメインダイニングの前らしいのだ。
物騒な話はともかく、15階の風呂のロケーションは素晴らしくチェックインした直後の午後と夜、そして早起きした朝5時と3回も入浴してしまった。
特に関心したのは夜の露天風呂でLEDの蛍ライトが浴槽の中に埋め込まれ、湯面のさざ波に揺らめく幻想チック入浴。
恥ずかしながら、歴戦を戦いぬいたこのワタシでさえ、初体験であった。
それと朝風呂のときの3段の露天風呂から海面に伸びる日の出の一本道。
これもなかなかお目にかかれない見事で厳かな入浴。
泉質は無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉、サラッとしているが湯冷めしにくい温泉だ。
男女入れ替え制のそれぞれの風呂にこじんまりしたサウナがあった♪
どちらも7〜80°くらいの中温ドライサウナで入りやすい割に発汗も悪くない。
しっかりと入浴した後だからか、すぐに大量の汗がほとばしる。
残念なのはこの最新の設備に水風呂を作り忘れてしまったことだ。
ここはサウナに入ってさえ、水平線を眺めることができる貴重なサウナなのだが…
モダンで新しい風呂はポイント高いが、今時は水風呂って必須ではないだろうか?
ロケーションの素晴らしさは大幅な加点に値するが、サエキ的には77点止まりだろう。