急ぎで車検を取ろうとしたら、ガソリンがもれ気味なのでキャブレターを開けてみた。
キャブレターを組み込む前に燃料とエアの通路はエアブローをしてあるので、結局やり直しになってしまったのだ(涙)
実はエアブローの時点で薄々感づいていた?のだが・・・それは不自然に曲げられたフロートである。
ああいう感じで曲げられているのは、ほとんどオーバーフローを改善しようとした結果だと思われる。
しかし、悲しいかなオーバーフローの原因は油面じゃないので直らないのだ。
その上、困ったことにスロー系のセッティングがかなり変わってしまううう。。。
感づいていたのだが手をつけなかったのは、セッティングの変更までやりだすとワタシの仕事がエンドレスになってしまう怖れからだ。。。
落ち込みながらもしょうがないのでフロートバルブのOーリングをチェックしてみたら、やはりこれが原因だ。
機械は正直でごまかしは効かないので、十分に反省しつつO-リングを交換し、反省の証明としてフロートの曲がりも標準に戻しましたヨ、ゴメンナサイ。
装着後エンジンを始動してパイロットスクリューを調整すると1回転半も変化してる!
結果的にセッティングが出しにくいと言われるTMキャブだが、スロー系のつながりが素直になった感じだ。
オートバイの整備も、お客さんのオーダーする範囲と機械的な区切りがかみ合わなかったりして難しいことも多いんすよ(´;ω;`)
● Posted by saeki | 2009年12月09日 13:22 | メカニクス