2006年06月07日

Jun Maeda

MCN モーターサイクルニュースより引用

June 6 2006
Rider dies after TT crash
Jun Maeda, the Japanese rider seriously injured in a practice crash at the Isle of Man TT, has died.
The 38-year-old was in a high-speed collision with Irish rider Seamus Greene last Monday, May 29, and was subsequently transferred off the Island to the North Manchester hospital for treatment for severe pelvic and internal injuries.
Maeda, a well-known face during TT fortnight for his charismatic style and passion for road racing, rode for the ASR-Evomoto Honda team, and a team spokesman said: “Since he first raced here in 1997, the TT meant everything to Jun. His love for the TT and the island itself made him work hard all year, every year, to get back here. Even after his accident he was talking about coming back to the TT next year. Jun used to say the Isle of Man felt like home."
Maeda’s TT career stretches back to his debut on the Island in 1997, when he came armed with a VTR1000 and picked up a Best Newcomer award, logging a steady best lap of 21m 10s. He returned in ’98 with the Sanyo Honda squad, and in subsequent years always rode Hondas.
His best result was a sixth, in last year’s Supersport race on a CBR600, while his lap time was 18m 08s, or 124mph.
Our sympathies go out to his family, friends, and team.

Seamus Greene is still listed as critical.

バイカーズステーション誌などでページを担当していたので御存知のかたも多いでしょう。
ワタシは何で公道レースなのか?
理解ができなかったのですがマン島TTの高い人気には、きっと現場に行かなければ
わからない理由があるのでしょう。

最近では石原都知事に働きかけて 東京の三宅島でマン島のような公道レースイベントを
開催する為に奔走されていたのでは・・・
今回の事故がその動きに悪影響を与えないことを祈ります。

前田氏もそれを望んでいることでしょう。合掌

● Posted by saeki | 2006年06月07日 09:40 | レーシング
コメント

フルタイムニーグリップ&ハイパーリーンアウト理論は
こういう過酷なレースから編み出されたものだそうなので、
賛否両論あるようですが僕は説得力あるなと思ってました。
サーキットでのライテクと公道でのライテクは違っていてしかるべきですが、
公道でもできるだけリスクを抑えて速く走るには?という問いに対して
理想論や表向きの建前ではなく、我々素人にも理解しやすい最も実戦的な方法論を示してくれた人だったように思います。
マン島でのオンボード映像見るとすごいことになってますよね、
エスケープゾーンもない狭くてバンピーなコースで
あれだけのスピードで走れるというのはもはやテクニックを超越した何かがなければ無理なんじゃないでしょうか。
ものすごい勇者だと思いますが、
「生きて帰ってこそ真の勇者、ヘタレと思われても気にするな。」
的なことを説いていたのでただの命知らずではなかったのでしょう。
予選中のマシントラブルで低速走行中に追突されたとのことで、
こればっかりはマエジュン走法でも防げなかったという皮肉な結末、
毎年着実に順位を上げてきていただけに残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。

Posted by: XJRぴろし : 2006年06月07日 12:50

以前「ブリッテン」のビデオを借りてみたら マン島のオンボード走行シーンがあったんですが、
クラシンの前よりもせまい道をジャンプ気味に250km/hくらいで飛んで?行きますね。
道路わきは並木が植えてあるのでクラッシュすると激突っぽいです。

10年くらい前にはコンクリートの壁のあるコーナーで5〜6人亡くなってさすがに問題になってませんでしたか?

ワタシの意見を言わせてもらえば 三宅島で行うときはマン島のような完全なストリートコースではなく、
安全を確保したコースでスピードレースを行ってTTフェスティバルやTTウイークのイベントに力を入れていけば
良いイベントになるのではないかと思う。

石原知事も今年のマン島は視察にいかれたので そのあたりの事情は理解されているでしょう。

やはりモータースポーツを愛するものとしては、簡単に人が死んでしまうような状況は健全ではないと思います。

Posted by: saeki : 2006年06月07日 20:29

サーキットと公道は確かに違いすぎるぐらい違うのですが
やはり一番違うのは緊急医療体制ではないでしょうか。

MFJ公認サーキットなら救急車を常備していますし、必要
であれば最寄りの病院までそのまま搬送して頂ける体制が
あると思います。
クローズドで無い限りこのような体制は難しいでしょう。
ラリーレイド等はヘリコプターで緊急医療体制を敷いてい
ますが、それでも事故の場所を特定するのに時間がかかっ
たり、同時多発事故には対応できない、気象や日照の影響
を受ける等の限界はあります。

長い歴史を誇るマン島ですからできる限りの体制はあると
思いたいですが、断片的に流れてくるニュースを見ている
と、どうもそうでは無いようにも思えます。

あり得ない事が複雑に重なり合って起こるのがモータース
ポーツの死亡事故ですが、緊急医療体制だけは力を注いで
欲しいと石原知事にもお願いしたいところです。

Posted by: T木 : 2006年06月09日 15:20