2008年12月06日

神話終焉?

現在40才以上のバイク乗りにとって、ホンダといえばレースであり、卓越した技術力で世界を席巻した”メイドインジャパン”の急先鋒だった。
1960年代、一気筒あたり25ccが最も効率が良いと多気筒化を推し進め、GPマシンでは250cc・6気筒24バルブ、125cc・5気筒20バルブ、50cc・2気筒8バルブのレーサーなどで常勝。
時計のようなエンジンと評され、ヨーロッパ勢の脅威の的になった。
ヨーロッパ勢は恐れを抱き、気筒制限レギュレーションで対抗した。
(ホンダの理論どうりなら、500cc・20気筒80バルブエンジンの恐れがあり、ついていけないからか?)
その後、1970年代には2st全盛のGP500に圧倒的に不利な4stで殴りこみ?をかけた。
自らに課せられた気筒制限ルールの裏をかく楕円ピストン8バルブ(1気筒あたり)で挑戦。
そのNR500はV型4気筒・32バルブというとんでもないエンジンだった。
1980年代はF1にエンジンサプライヤーとして参画。
当たり前のように5年連続ドライバーズとコンストラクターズのダブルチャンピオンに輝いた。
伝説のセナ・プロストのチーム内バトル・・・
ワタシたちの世代はホンダ・ドリームに酔いしれた。

しかし2000年より復帰したホンダ・F1チームは低迷。
そして2009年は世界経済の低迷もあり、F1撤退という発表を12/5に行った。

もう圧倒的なホンダ・パワーは失われてしまったのだろうか?

● Posted by saeki | 2008年12月06日 00:38 | メカニクス
コメント

これからは内燃機屋さんの時代ではなくて、電気屋さんの時代になるのかもしれないですね。
来年の鈴鹿F1は盛り上がるのでしょうか??
トヨタはまだ続けられるのでしょうか??
MOTOGPへの参戦、日本のメーカーはどうなるのでしょうか?

Posted by: GOOSE644 : 2008年12月06日 21:15

寂しい感じですが、これからを考えると新たな枠組みのレースが必要な気もしますね。
2輪も含めてですけど・・・

Posted by: saeki : 2008年12月07日 15:18