明日は休業日なんですが、金曜日の朝ラプトールの車検に行くので準備をしていたら・・
「すいません。原付なんですけどエンジンがかからなくなったので診てもらえませんか?」
という青年がきた。
時間は夜9時すぎ、外に出ると荷物満載のカブがあった。
直感的にやばいと思いました。
クラシンは箱根の上り口の国1沿いにあるので 年に何人かこういう人が来ます。
カブは壊れないと盲目的に信じてる旅人?・・・みたいな感じです。
「どーなったの?」と聴くと
スロットルを離すとエンジンが止まるようになって、そのまま走っていたら
スロットルを開けてもブレーキがかかったみたいになって止まるようになった。との事。
「オイルはどうなってる?」
「えーと、1年くらい前にかえたと思います。」
「カブって総量で800ccしかオイル入らないから無くなっちゃうよ。
1000km毎くらいにオイル変えないと壊れちゃうよ。」
オイルを抜いてみたら、しゃばしゃばの墨汁みたいな汁が30ccくらい・・でてきました。
まじい〜・・・
プラグを外してキッククランクを動かしてみたら・・・・動きまへん・・・
エンジン駄目かもしれないけど、やってみる?というと やってみてくれとの事。
プラグをブラストで掃除して、シリンダーにEPL注入!+エンジンオイルをいれて
キックアームを下ろし続けていたら・・・
ズコォー、ズコォーからシュコー、シュコーになり その後、
オイルがまわってくると はっきり判るくらい動きが軽くなってきます。
しばらく続けてから、エンジンをかけてみたら・・・
ストトトト ストトトト プス ちょっとだけ かかりました。
もう一度 EPLを注入して かけてみたら・・・・
ブラボー・・・アイドリング・し・て・ま・す・・・。
キックが降りなかったのに、エンジンかかっちゃいましたー。それもケッコーフツーに・・・
ハァ〜、ジ〜ザス、 自分の才能が怖い(笑)
やっぱカブは凄いっすね。
青年は乗ってっちゃいましたけど・・・
でもあれは、走れるだけで 絶対壊れてるハズですョ!!