なんでだろう?クラシンでは最近、ダンロップタイヤがブレイクしている??
ダンロップというと今まではバイアスのラインナップの気が利いていて売れてたのだが、この頃は今年出たRoadsportとα12が結構売れまくってるのだ。
確かに当店でも、ダンロップSPORTMAXキャンペーンを実施中で、もれなく世界GP・MOTO2のマシンに貼られてるフェンダーステッカー(非売品)がプレゼントされるのである。
しかし、単純にキャンペーンで売れているのか?その秘密を探るため??ワタシのブルターレに装着して、ダンロップ Roadsportの勝手にインプレッションをしてみる事にした(爆)
試乗のため、クラシンより箱根路を登り、最寄のワインディングである「伊豆スカイライン」に向かう。
まずは、まったりツーリングペースでクルマと共存走行では、タイヤの転がりが軽く、主張を一切感じない。
当たり前のようにグリップして、当たり前のようにバンクして旋回する。
タイヤが主張しないので、いつもより、それ以外のことに気をくばりながら走行できる。
なんだかんだいっても、いつもはバイクに乗ってる=タイヤとやり取りしてるって事なんだろう。
タイヤの接地感がないわけではないのだが、余分な情報をライダーに伝えすぎないのでツーリングでは疲れにくい特性を持っているのではないだろうか?
十国峠から伊豆スカ亀石Pまでは、もうちょっとスポーティに走ってみる。
ハンドリングが軽く、バンキングも軽い。ライディングフォームにも関係なく手ごたえも少ない。
乗り味も固めで、ちょっと脳裏に「エア圧高すぎじゃない?」って閃いた。
自分の感覚(ブリヂストンS20なんか)でリッターSSではF2.5、R2.9くらいのエア圧で充分しなやかな乗り味なのできょうのブルターレのエア圧もF2.5、R2.7くらいにしてあったのだ。
端っこが余ってる(涙) ヤマハのメットホルダー装着(MVキーのまま)
ゲージを持ってなかったが亀石Pにて前後のエア圧を落としてみた。(店に戻って測ってみたらF2.3、R2.5だった)
缶コーヒーを飲みながらタイヤとバイクの観察をしてみる。
今回のリアタイヤはストリートで使いやすいように6.0インチのマグ鍛に180/55、フロントは通常通り3.5インチに120/70を使っている。
前後共タイヤの端っこが余っている。。。 一服したらもう少しがんばって走ってみよう!と誓った(涙)
伊豆スカの中でも、亀石から天城までの往復が一番楽しいこともあり、もっとスポーティに走ってみた。
エア圧で全然違う!前後共しなやかさと接地感が増してグリップ感もあがった。
このタイヤの気持ち良さが判ってきた。前後タイヤの連動感がはんぱなく、バンキングがめっちゃ速い。
フロントを倒しこんでとか、リアから寝かしこむとか、そんな面倒なこと何もしないで前後が一体となって一瞬のうちに決まったバンク角になる。
ブレーキをリリースしてコーナーに入っていくと、自然とそのコーナーのバンク角になっていてオンザレール感覚?で曲がっていくのだ。
こんだけバンキングが速いのに、ニュートラルでナチュラルでバンクし過ぎないので怖くない。
多分、このタイヤって初心者でもうまくなったかのように走れるタイヤ。
その人が違うタイヤに付け替えたときが非常に心配だ(笑)
あとから、資料を見てみたら、プロファイルを作り込んであって中間バンクまでのロール応答性を上げて、フルバンクでは倒れこみを抑止して舵角と手ごたえを増やしてあるみたいだ。
そのリアタイヤに180を使ってしまったので、サイドのプロファイルがさらに立ち上がってフルバンク近辺では寝かしにくくなってしまったようだ。
最近は朝晩寒くなってきたが、シリカが配合されて低温時の走りだしでもグリップが悪くないので安心だ。
次回はもう少しエア圧を落として走ってみたい。