BOTT (Battle Of The Twins) Round 23 @ 筑波サーキット 2005/03/21
Reported by 佐伯


BS スポーツ走行 (3/17)

2005年 BOTT、チーム・クラブシングルスから MS-1 クラスに出場するライダーは以下のとおり。
#10 佐伯 SRX (660cc)
#11 石川選手 SR (534cc) ← 90φピストンを投入!
#12 鈴木選手 SRX (630cc)
#49 大澤選手 SR (534cc)

今回より参加車両にアンダートレイを装着するレギュレーション(コースへのオイル漏れ抑制)になり、
当チームメンバーもその作業に追われるコトになりました。
半年ほど走っていないツクバサーキットの勘を取り戻すのと、アンダートレイのシェイクダウンを兼ねて
BS の走行会に参加させていただきました。

佐伯 SRX

実は、「CLUB SR」というイベントに出店した際、隣で出店していたモトギャラリー・○ラフトの某店長に
不良在庫(?)のスケルトンパープル!のアンダートレイを押し売り気味につかまされて(笑)いました。

しかーし、私の SRX に装着してみたところ、カウル色との相性も想像以上に良く、
クランクケース・カバー〜マフラーの形に至っては絶妙にマッチしてしまいました。
こんな色形のアンダートレイがマッチする車体は、日本広しと言えど皆無ではないでしょうか。
もしかして、私専用に作ってくれたのでしょうか??
滝○店長ありがとう。

走行1本目。「アルファノ」というラップタイム・モニターを使っているのですが、ラップタイムを拾ってくれません。
センサーの高さを変えて、2本目は無事にタイムが表示されるようになったのはいいのですが、
そのタイムがあまりにも悪くて(ベストで 1分 10秒 49)びっくりしました…

2本目から小雨になってしまったので転倒を恐れて 15分も走らなかったのもありますが、
さらに言い訳をしますと…前週に事故車の引き上げを行った際に、無理をしてギックリ腰になってしまいました
この前日まではキック始動すらとてもできない状態だったのです。
整体に3回通ったら、引き上げ費用の売上げを軽く越えてしまいました (T_T)

今回の石川号の秘密兵器・通称「波動砲」

当チームの他のライダーを見てみたら、皆そろってタイムが出ていないので、ホッと一安心?

石川選手は、ニュー・ピストン投入だけでは飽きたらず、ラムエア化!を試み、ダクトを FRP で自作(通称:波動砲)、
フューエル・ポンプも装着してましたが、そのポンプが不調だった模様。
大澤選手はアンダートレイが接地してしまい、思い通りバンクさせられなかったようです。
(結局、今回はアンダートレイ無しで参加することになりました)
鈴木選手は2〜3年ぶりのツクバでカンが戻らず、手こずっていた模様。

石川選手と大澤選手は、それに加えて「花粉症」という大敵ともバトルしています。
今回の BOTT は、当チームにはキビしいものになりそうです…


予選 (3/21)

大澤選手

BOTT の MS-1 は毎年1番目か2番目のレースになるので、予選は 8:00 ぐらいから始まります。
6:00 ころにツクバサーキットに到着するように、静岡を出発するのは夜中です。
眠い目をこすりながら、受付、ピットへ荷物の移動、車検、ウォーミングアップを済ませます。

新品のタイヤを気遣いながら予選走行を開始。今年は、ここ数年で一番暖かく、天気も良さそうです。
タイヤの皮むきをしながら、ゆっくりと暖めます。気の早い?人は、いい勢いで抜いていきます。
マズいことに、またもやラップタイム・モニターが動きません!
アテにしていたので、今回はサインボード無しです。頑張って走るしかありません。

そんなこんなで徐々にペースを上げて行くと、5台ぐらいの集団に追いついてしまいました。
マズイ!あれに引っかかったらタイムが出ないのでは?
なんとか抜き終わった時には残り1周分しか時間が残っていませんでした。

予選順位

リンク : 予選・公式リザルト @ 筑波サーキット

佐伯 大澤 石川 鈴木

フロントロウは嬉しいのですが、天下の BOTT の MS-1 で、9秒05のタイムでこれでは一抹の寂しさも感じます。
予選落ちがたくさんいたころが懐かしいです。今回は ES との混走ですが、その ES も1台のみです…
皆さん、もっとレースに出て遊びましょう!
オートバイのコントロールを本気で楽しみたいのならば、コースを走るのが健全だと思いますよ。


決勝 (3/21)

フロントローを確保して気分良くしたのですが、こんな時に限ってスタート失敗 (T_T)
1コーナーでは7番手ぐらいまで落ちてしまいました。

スタートで前に行かれてしまったのが、ABロードの羽島選手と、チームクラフトの中村選手。
2人とは今まで接近戦をしたことがなかったので様子を見てみると、ストレートはケッコー速い。
コーナーでは少し遅い感じなのですが、簡単には前には出られません。

3回ほど中村選手を抜いたのですが、羽島選手を抜く前に中村選手にコーナー入り口で飛び込まれるというパターン。
トップグループが離れていきます…

スタート前 1ヘア 1ヘア

「待ってくれ〜、俺も連れていってくれ〜」とココロの中で叫びながら、
満を持して、1コーナーのブレーキングで、2台を(ようやく)イッキ抜き!
必死に引き離しにかかります。

しかーし、このバトルを4周ぐらいしてしまったので、
前のグループまでとはバックストレート1本分ぐらいの大差がついてしまいました。
そのまま一人旅で無事チェッカー。
MS-1 クラス4位で、なんとか表彰台を確保できました (^-^)

ただ、ピットに戻ると私の SRX はキャブレターよりオーバーフローを起こしていました(汗)

今回のベストタイムは 1分 8秒 019。7秒台に入れることはできませんでしたが、
フロントのハネもなく、足まわりは問題なかったので、(シフターは、またもや不調でしたが)
「スタートが成功して、もう少し良い位置を走れれば…」と少々悔いが残りました。

当チームのメンバーも全員無事完走。
決勝順位

リンク : 決勝・公式リザルト @ 筑波サーキット

晩飯バトルは今回もゴチそうさまでした。
次回からはハンディキャップでも付けましょうかぁ?(笑)

表彰式 戦利品

表彰式の後のジャンケン大会では、私がイエローコーンのジャケットをゲット!
厄年は無事に過ぎ去ったようです。

今回の他のメンバーの不調の原因をチーム監督として考えてみました。

● 大澤選手 :
 人を出し抜こうとして当チームの趣旨に反してタイヤウォーマーを使おうと画策した(電源がなくて使えず)

● 石川選手 :
 選手権に出ることもあるのに、ライディングを極めようともせず、ストレートで有利に立とうと特別な装置を制作したが不発

● 鈴木選手 :
 事前に練習を十分に行わなかったうえに、ハレンチでセクシーな真っ赤なシートを装着した

次回までに抜本的な対策が必要と痛感しています


Racing Team