■ YAMAHA SRX (1997)

★ SRX クラシン的モディファイバージョン

セル付き SRX の機能的に不満のある部分を、奇をてらうことなくグレードアップした車両で、
クラブ・シングルス的・定番モディファイの積み重ねで作成されています。

SRX SRX

STD のセル付き SRX に乗ってまず気になるのが、リアがバタバタと暴れタイヤの状態が把握できないことです。
ダンピングが弱すぎるリア・サスペンションと、マシンとの一体感を損なう表皮のノーマルシートが原因なのですが、
スポーツ・シングルとしてはコーナーリングが得意でなければいけません!(きっぱり)
リアまわりの不具合は、リア・サスペンションの交換と、シートの張替えで改善できます。

その次に気になるのが、やはりアンダーパワーという事でしょう。
ビッグシングルはスロットル操作でマシンの姿勢が変えられるくらいになると、運動性も上がって
コーナーリング性能も驚くほど良くなります。

その運動性を得るために、アリアス・ピストンと、ヨシムラ ST-II カムシャフトを投入。
さらに FCR 35φを装着することで、MS-1 レーサー並のパワーを手に入れています。
なお、シリンダーヘッドは無用のリスクを避けるため、600cc用の純正品を加工しています。

SRX SRX SRX

この車両は、雑誌 Clubman #191 に掲載されたものですが、その後、現オーナーの希望により、
ブレーキタッチの改善を目的に、YZF-R1 用のラジアルポンプ・マスターシリンダーに変更されました。
(これも SRX では定番で、当店では既に 30台程に装着しています)


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