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MVアグスタジャパン代表取締役会長 前川和範氏が2月10日永眠された。
まだ62歳だった。
ワタシにとって「ヤマハの前川」のイメージが強く、アメリカからキング・ケニーを担当してWGPの全盛期をヤマハの責任者として尽力。カジバグループを率いるクラウディオ・カスティリオーニ氏との親交も厚く、（マモラ、ローソン、コシンスキーがカジバに在籍したのも、前川氏の影響ではないだろうか）ヤマハ退社を機にカジバジャパン設立を懇願されたらしい。
オートバイ業界においてはまさに雲の上の存在である前川氏がまだ62歳だったというのに軽いショックを受けた。
MVアグスタのディーラーを引き受けてからのミーティングで、クラシン試乗会に差し入れを持参してきてくれたとき、ツクバのF4チャレンジカップ・ケータリングスペースで、そしてFSWアグスタ走行会で3気筒GP500マシンと・・・
今になると、さまざまな前川さんを思い出す、もう少し深く関わりあいたくもあった。
先月のJCOやおととしのクラウディオ・カスティリオーニ氏に続いて、ひとつの時代の切り替わりなのかもしれないと思う。
ひとまわり下のワタシたちの世代で同じことができるのか？やってる人がいるのか？・・・そんなことを考えると、あらためて凄い人だったんだと思う。
13日の通夜、14日の葬儀にはMC業界人が多数列席されることになるだろう。（アゴスチーニやタンブリーニは来るのだろうか？）
MC業界における前川氏の多大な貢献を讃えるとともに、感謝と心よりのご冥福をお祈りいたします。
今年になって一体何本のＦフォークを分解したのだろうか？
インジェクション全盛の時代になって、キャブレターのO/Hがめっきり少なくなったが、いまんとこオートバイのFフォークはなくなりそうもない。
ってことは、バイク屋であるクラシンも安泰っていうことだろう。
ところがこのFフォークのオイルシールは、どこからともなく理屈がわからない思想がはびこって領土を広げようとする中国のように、内側からサビに侵されていたんである。
そして、フォークを分解したワタシは驚愕の事実を目の当たりにするのである。
その事実とは・・・つづく。
いやめんどくさいんで、つづかん。
その事実とは。
こんだけオイルシールが錆びちゃうと、シールが肥大化して嵌め合いがきつくなって分解時にスライドメタル等にダメージが及んでしまう。
O/H代をケチったつもりでも、結局かえってお金がかかってしまうのである。
せめてこのオイルシール画像で一杯やるくらいしかできそうもないのだ。。。おぇ〜〜
