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皆さんの疑問、質問が多いのでワタシの知りうる内容を説明します。
今までの外車、逆輸入車は新規検査でも近接排気騒音の基準を満たせば登録できました。メーカーはスピードリミットもあるし、日本の型式指定（騒音）は厳しすぎてパワーダウンしてしまうので、別会社を使って逆輸入することでフルパワー車を販売してきました。
しかし、日本仕様の車両ではないものを日本で販売することに対する矛盾と無駄。型式指定に対する
不公平なダブルスタンダード。その少数派があまりに増殖し、無視できなくなりました・・か？
国交省がメーカーや外車の輸入元と協議したのは上記の内容ではないでしょうか。
そして、皆さんが怯えている使用過程車について今回は見送られましたが引き続き検討課題になりますので次回の改正では間違いないでしょう。
（そうなるとＪＭＣＡは全滅になりそうです！！）
参考までに国土交通省の前回のパブリックコメントに対する結果をご覧下さい。
・それにしても１８年１月の登録車から取り締まれるとすると、苦情を寄せられた方々の悩みが解消されるのは何年先になることでしょうか？
・ところで前回行った騒音規制の強化は結果が出ているのでしょうか？？
・所定の識別記号を装着された消音器の隔壁を破壊して使用される車両の取締りはできるのでしょうか？？？
・現在、合法なアフターマーケットマフラー使用者と非合法の無法物たちを同一に排除しようとすることで本当に良い結果が得られるのか？→守ることが不可能な法律を造られて更に悪い結果になるのではないか？（例えば原付の最高速30ｋｍ/ｈと同様に”あきらめの境地”を感じさせるだけに終わらなければ良いのですが・・・）
まぁ、疑問はつきませんね☆ヽ(´ー｀)ノ
＞ところで前回行った騒音規制の強化は結果が出ているのでしょうか？？
毎年報告されています。これによると年々悪化の傾向です。今回はいわゆる平成１１年騒音規制の実効果が現れないための追加規制措置でしょう。
環境省HP（自動車交通騒音の状況について）
http://www.env.go.jp/air/car/noise/
＞所定の識別記号を装着された消音器の隔壁を破壊して使用される車両の取締りはできるのでしょうか？？？
実際には警察とか陸運事務所の現場の判断に委ねられるのでケースバイケースでしょうが、法律上は「道路運送車両法上の型式指定装置品目」にマフラーを加える手続きになりますので改造を加えた場合、国土交通大臣は車両運行禁止命令を出すことが可能となります。
＞現在、合法なアフターマーケットマフラー使用者と非合法の無法物たちを同一に排除しようとすることで本当に良い結果が得られるのか？→守ることが不可能な法律を造られて更に悪い結果になるのではないか？（例えば原付の最高速30ｋｍ/ｈと同様に”あきらめの境地”を感じさせるだけに終わらなければ良いのですが・・・）
それは誰にもわかりません。法律や政令を変えるのなら議論もありますが（法律は国会（衆参両院）で可決する必要があり、政令は閣議決定が必要）、今回のは省令の改正なので国土交通大臣の一存です。公布→通達でお終いです。
平成５年の環境基本法第１６条第１項が施行されてから担当の基準値をクリアすることがお役人の目的なんですね。
パブリックコメントが影響を与えた例は過去にありません。単なる手続きと、これこそあきらめの境地です(笑)
私が描く最悪のシナリオは、また調子に乗った知事が自治体条例で現在の使用過程車にまで規制をかけてくる事です。ディーゼル車規制の前例がトラウマになってます。
一見無駄に思えるパブリックコメントですが、何もアクションを起こさないのは賛成したも同じですので
私なりに今回の改正案の問題点を考えてみました。
道路運送車両法施行規則等関係規則（自動車騒音関係）の一部改正について(PDFファイル)を精査してみま
すと国土交通省も改正後に叩かれないようにか、検査を容易にして検査コストを下げるためかはわかりませ
んが変な日本語の文章になっていることに気づきます。
以下その文章を転載します。
「走行騒音試験に使用する試験路面を容易に確保できるようにするため、ISO規格路面の
条件を一部満たさない場合であっても一定の条件を満たすアスファルトコンクリート路面に
あっては、走行騒音試験での使用を当分の間認めることとします。」
「装置型式指定の対象として「消音器」を新たに追加し、型式を取得する際に適応される騒音
基準により装置型式指定を行います。なお、この場合においても、一定の条件を
満たすアスファルトコンクリート路面にあっては、走行騒音試験での使用を当分の間認める
こととします」
以上転載終わり
ここでISO規格路面ってなに？っいう疑問がわきましたので調べてみました。
ISO規格路面とはスイスのジュネーブに本部を置く、工業標準規格化の策定を目的とする機構(International
Organization for Standardization)が規格化した自動車の車外騒音測定のための試験用路面のことだそうで
す。（現行の日本工業規格D8301に定める路面）まぁ、特殊なアスファルトのことですね。
で、このISO規格路面を所有しているのは、私が調べたところ日本国内では埼玉県の独立行政法人 交通安全環
境研究所1カ所のみなんですね。
１．ISO規格路面は通常のアスファルトと比べると密粒度の為音の吸収性が良いらしい。
２．この独立行政法人交通安全環境研究所自ら、ISO規格路面の経年劣化の問題を指摘しています。
以上の２点を踏まえると、私がパブリックコメントすべき問題点が浮かび上がってきます。
ISO規格路面(同一条件下)での加速騒音試験・定常走行音試験でないと音圧測定をしても比較できないし無意味である。
一定の条件を満たすとあるが、一定の条件の定義が曖昧で、とても同一基準の規制とはいえず公平性を保てない。
当分の間使用を認めるとあるが、曖昧で不明瞭きわまりない表現である。
よって加速騒音試験・定常走行音試験を型式指定を受けない輸入車（逆輸入車含む）に適応するのは時期尚早と結論
づけられる。
参考HP
ISO路面の経時変化等に関する研究（独立行政法人 交通安全環境研究所）
http://www.ntsel.go.jp/ogani/kankyo/noise/ISO.html
まぁ、業界の人間でもないパンピーユーザーが出せるパブリックコメントってこんなもんですわ（泣）
Posted by: T木 : 2007年01月13日 21:34ご無沙汰で〜すヽ(´ー｀)ノ
本日、入手した極秘情報なんですが、○V×Rレーシングさんは、マフラー製造から手を引く予定？らしいですよ・・・
Posted by: プロビ〜ニ : 2007年01月23日 13:21