2006年01月31日

ロードレースの楽しみ

今年のプレスト・カレンダーの写真はなかなかいけてます。

1月はバレンティーノ・ロッシが走行前にコンセントレーションを高めている(おそらく)写真だ。

「音の無い、白黒のロッシとM-1の写真」の向こう側に 原色で大歓声の観客席と
他のマシンを従えたM-1のレースシーンが観えてきます。

静と動、孤独と華、弱さと強さ 余りにも対照的なホントのロッシの姿。

バレンティーノ・ロッシといえども クラッシュの恐怖や勝たなければならないプレッシャーなんかと
戦っているのでしょう。


わたしレベルが走るレースでも 走行中のコンセントレーションが相当 高まっているのを感じます。

元巨人軍の川上哲治「ボールがとまって縫い目が見える。」(古い?)の状態なんですが

以前、つくばのS字でわたしの前のGBをグースがゼブラのうえから抜きざまにハンドルをひっかけ→
GBがたまらず転倒、→マシンとライダーにわかれて滑走→
そしてヘアピンのブレーキを始めたグースを滑走したGBがなぎたおし→
グースとライダーにわかれて またしても滑走!

なんて事があったのですが、いろいろなことを考えながら、
集団の中で2人と2台を的確にかわしながら走っていくんです。

レースをやってた人は 経験があると思いますが 集中の度合いが高くなると 
時間が遅く(長く?)なる感じがします。(臨死体験の走馬灯状態に近い?)


それが あとからビデオを見ると一瞬なんですよ。一瞬!


感覚的には、一定だった時間のスピードと思考のスピードが 強い精神力でずれて
思考のスピードが4倍〜5倍になるのではないかと思うんですが
日常生活のなかで ああいう感じはあまり味わえないと思います。

皆さんも訓練(スポーツ走行?)をして 非日常の一瞬を楽しんでみてはどうでしょうか?

もっともっと訓練をすると 精神力で時間を止めれるのでわ・・・(@@)

わたしが出るレースは15分くらいなんですが モトGPは40分くらいあるのでプロは大変でしょうね。

● Posted by saeki | 2006年01月31日 23:04 | レーシング
コメント

時間のスピードと思考のスピードがずれて
時の流れが極端にゆっくりに感じる、
たしかに日常生活ではあまり味わえませんよね。
僕の場合は
「あ!やばい!ぶつかる!・・・(中略)・・・ガシャーン!」
的な感じで3回ほど味わいました(苦笑)

たった2〜3秒の出来事でもすごく長く感じますが、
そんなのが40分も自発的な集中力によって持続するというのは
やはり尋常ではありませんね。

Posted by: XJRぴろし : 2006年02月02日 09:30

決勝の40分間、ずーっと極限的な緊張状態ではないと思うんだけどネ。
それに近い状態じゃないかと・・・

ロードレースもスポーツですので極めると 凄いですよ。
知らない人は 度胸だけだと思うみたいですが、見た目の派手さとは違うストイックなスポーツです。

Posted by: saeki : 2006年02月04日 12:24

watanabeです。
昼間は、ドーナツとコーヒーごちそうさまでした。
ほんとはもっとお店で
ダベらせていただきたかったのですが
あんまり長くいると、
アグスタ欲しくなりそうだったんで
危険を感じて帰らせていただきました。

ところで、今年のカレンダーのロッシの絵、
自分もお気にいりなんですが
よくよく考えたら、もう2月、
さっきあわててめくりました(笑)

Posted by: watanabe : 2006年02月04日 17:51

watanabeさん、どーもです。

わたしは 2月のカレンダーがYZのジャンプ・シーンなので
もう少しひっぱってからにしときますわ・・|||(*_*;


ところで、アグスタ欲しくなりそうになったのは
けっして危険ではありませんョ。

念のため、わたしが診察しますので正直に申告してくださいネ(^0^)

Posted by: saeki : 2006年02月05日 21:00

私もバイク関連の映像はほとんど見ない人なのですが(雑誌もほとんど買いません。クラシンでいつも座り読みです。ありがとう>クラシン)モトGPが映画になったというので久しぶりにバイクのDVD買いました。

ファスターというDVDなのですが、私にとっては超人達を垣間見られて楽しめた映画でした。

現在社長に貸し出し中ですが、もし見たい方がいらっしゃいましたら社長が見終わった後借りてください。
(注:私と面識がある人限定)←紛失対策ですご容赦下さい。

Posted by: T木 : 2006年02月13日 23:19

FASTER(もっと速く)面白かったですね。サンキュー>T木氏!

個人的には、レイニーとシュワンツがあれほど憎みあっていたのに驚きました。

シュワンツ「この世界から消えてもらいたかった。
      レイニーに勝てれば何位でも良かった。」
レイニー「ライバルと握手なんてごめんだね。」

2人の好成績の裏にあったのはどす黒い闘争心。
シュワンツがチャンピオンを取った翌年、目標がいなくなってしまったんですね。

昔バリー・シーンはセカンド・ライダーに対しても精神戦(かけひき?)を仕掛けていた、と聴いたことがあります。

バリー・シーンとケニーロバーツ、ケニーとスペンサー、スペンサーとローソンの影になってなかなか
エースになれなかったガードナー、そんなガードナーにいじめられたドーハン、現在はロッシとビアッジになるのでしょうか?

GPの歴史はライバルの歴史です。

モータースポーツは奥が深い・・・人間ドラマでもあります。

Posted by: saeki : 2006年02月14日 00:18